環境に対する取り組み
環境に配慮したものづくりは、製造業に求められる必須要件です。持続可能な社会に貢献するため、環境や地域社会に配慮した様々な取り組みに挑戦しています。
未利用資源の活用「ゼロエミッション」
ゼロエミッションとは、生産工程の発生物すべてを商品化したり、有効活用し、廃棄物を出さないことで環境負荷を減らす取り組みのことです。舟形マッシュルームを生産している培地は、競馬のトレーニングセンターから発生する馬厩舎の敷料、県内の加工場から排出されるコーヒー粕など、未利用資源を資源化し、再利用します。
また、マッシュルームの生産が終わった廃菌床も、再発酵処理することで完熟堆肥として、県内の果樹園や地元の農家の方に活用頂いています。
コーヒー粕・石膏
大豆粕
廃菌床ストック場
有機肥料
培地製造における自家消費型水処理システム
雨水の流入により、培地製造の際の排水が流出する可能性を解消するために、排水現場に雨水の流入を防ぎ、分けて処理するための仕組みです。発生した排水はタンクに貯蔵し、沈殿槽で処理をすることですべて液体肥料化しています。また、雨水は専用のポンプで処理後、排水と雨水それぞれを麦わらに循環させ、培地（コンポスト）づくりに活用することで排水の排出を解消します。その結果、当社敷地外へ排水の流出を防いでいます。
貯水タンク
培地製造
発酵工程における臭気の軽減と飛散防止対策
培地生成には、未熟な培地のアンモニア活性菌による臭気を発生させる工程があります。臭いの拡散を防ぐための対策として、防臭ネットの設置や消臭液の噴霧システムを取り入れることで環境に配慮した取組みを実施しています。
拡散防止ネット
消臭噴霧器
